出雲空港駐車場 慢性的な満車の解消へ 新たな規程運用始まる

島根県の出雲空港の駐車場で、ターミナルビルに近い場所での慢性的な満車の状態を解消しようと、駐車期限を定めた新たな規程の運用が1日から始まりました。

出雲空港の駐車場にはおよそ1500台が止められますが、ターミナルビルに近い場所では利用者の多い昼間を中心に慢性的に満車の状態になっていました。
空港を管理する県はこれまで4日以上利用する場合は、ターミナルビルから離れた場所に車を止めるよう協力を呼びかけてきましたが、状況が改善しないことから駐車期限を定めた新たな規程の運用を始めました。
新たな規程では、ターミナルビルに近い第1から第3までの駐車場は3日以内、ターミナルビルから徒歩で5分ほど離れた東駐車場などは14日以内と駐車期限が定められ、これを超えた車には職員が警告書を貼るということです。
空港内には新たな規程を周知するポスターが貼られていました。
利用客の40代の男性は「見送りで数時間止めるだけなので、近くの駐車場が空いて便利だと思う」と話していました。
また、50代の男性は「長くとめるときに東駐車場まで行くのは不便だ」と話していました。
県出雲空港管理事務所の藤岡八寸志工務課長は「大きな荷物を運ぶ人も多いのでターミナルビルの近くに短期間で車を止めやすくなるようにしたい」と話していました。