台湾からの観光客が自転車で観光地巡るツアー 松江

インバウンド客を県内に呼び込むことが課題になるなか、台湾からの観光客が自転車で各地の観光地を巡るツアーが開かれていて、一行は、27日、松江市の庭園を訪れて日本の文化を楽しみました。

このツアーは、台湾の旅行会社が企画したもので、台湾の観光客14人が、25日から6日間かけて中国・四国地方の観光名所を自転車で巡っています。
一行は、27日午後、鳥取県境港市から松江市の大根島にある日本庭園に到着しました。
65歳の男性は、通称“べた踏み坂”と呼ばれる傾斜が急な橋を通ってきたことから、「外国を自転車でまわるのが好きなので参加しましたが、大きな橋を渡れたのがよかったです」と話していました。
一行は庭園の散策も楽しみ、自転車の旅と日本の文化を満喫していました。
県内に宿泊した外国人観光客は、去年(2023年)は5万8000人余りで、コロナ禍前の6割ほどにとどまるなか、インバウンド客をどう呼び込んでいくかが課題になっていて、松江市国際観光係の秋原志帆係長は、「今後もこうしたツアーを定期的に開催していきたい」と話していました。
その後、一行は松江中心部へ向かって出発し、中海の景色を楽しみながら軽快にペダルをこいでいました。
28日は出雲大社にも立ち寄るということです。