松江城で高さ20メートルの松の木が倒れる けが人なし

23日朝、松江市の国宝・松江城で敷地内に植えられた高さおよそ20メートルの松の木が倒れているのが見つかりました。
けがをした人はおらず、強風の影響で倒れたとみられています。

松江城山公園管理事務所によりますと、倒木は、23日午前6時ごろ、通りかかった市民が見つけたということです。
松江市が調べたところ、倒れたのは▼高さおよそ20メートル、▼直径1メートルの黒松で、地上3メートルの部分から折れて敷地内の通路をふさぐように倒れていますが、けが人はいなかったということです。
松江市では22日から強風注意報が出ていて、23日も昼すぎに18メートルを超える最大瞬間風速を観測していました。
松の樹齢は100年以上とみられ、内部の一部は腐って空洞になっていたということで、強風の影響で倒れたとみられています。
岐阜県から訪れた観光客は、「びっくりした。もし人にあたったら死者が出てもおかしくないほど大きな木だ」と話していました。
松江市は24日、倒木の撤去作業に取りかかるとしています。