「松江水郷祭」チケットの一部をふるさと納税の返礼品に

物価高騰の中で開催経費の確保策について模索が続いている花火大会「松江水郷祭」について、主催する松江市などはことしの有料観覧席のチケットの一部をふるさと納税の返礼品に加え寄付を受け付けています。

毎年8月に行われる花火で夜空を彩る「松江水郷祭」は、物価が高騰する中、去年から財源確保のために有料観覧席を大幅に増やして行われていて、ことしは学生向けの1000円の席から10万円のVIP席まで2万5000席が用意されてチケットの販売が始まっています。
こうした中で、松江市などは有料観覧席のチケットの一部をふるさと納税の返礼品に加え寄付を受け付けています。
返礼品となるのは花火を正面から観覧できる「湖南エリア」に設けられる▼ソファのVIP席や、▼芝生の上に座る4人席、それに▼歩道上の1人席などがあり、寄付額は4万円から66万円あまりとなっています。
松江市などは寄せられた寄付を経費に充てることにしていて、来月(7月)19日まで、ふるさと納税の専用サイトで受け付けています。
松江水郷祭推進会議は、「安全で魅力ある大会にするため、市外在住の方にふるさと納税を通しての支援をお願いしたい」としています。