雲南市 「空き家対策」地域おこし協力隊に委嘱

人口減少などで空き家対策が課題になる中、雲南市は空き家の利活用を専門にする地域おこし協力隊に、松江市から移住してきた女性を委嘱しました。

地域おこし協力隊として、雲南市で空き家対策を担う「空き家流通コーディネーター」に委嘱されたのは、松江市から移住してきた濱田里実さんです。
委嘱にあたり、吉山治副市長は「空き家も地域の資源として活用できる可能性があり、市の職員などと一緒に活用に向けて現状を知ることから始めてほしい」とエールを送りました。
雲南市では2017年の時点で1800軒以上の空き家があり、その後も人口減少や高齢化の影響で増え続けていて、利活用が課題になっているということです。
濱田さんは「うんなん暮らし推進課」に所属しながら、およそ50軒が登録されている空き家バンクの運営や地元の不動産協会と連携して進める空き家マッチング制度の情報管理などに携わるということです。
任期は1年ごとに更新され、市は3年間の活動期間を見込んでいます。
濱田さんは「商店街にも空き家がたくさんあってもったいないと思う。ギャラリーを併設した書店を作り、そこを拠点に空き家を探す人に情報提供していきたい」と話していました。