出雲空港へのチャーター便 ベトナムからのツアー最終日

島根県の出雲空港に12年ぶりとなるベトナムからのチャーター便でツアー客が訪れ、最終日の29日はローカル鉄道の旅を満喫しました。

島根県は、出雲空港からの国際定期便の就航を目指してベトナム国営の航空会社と観光分野で提携し、その一環で運航されたチャーター便で、5月25日からツアー客160人余りが訪れています。
一畑電車の「松江しんじ湖温泉駅」ではツアーに合わせた臨時電車が運行され、一行は、ベトナム語で「歓迎」と書かれたのれんを前に記念撮影を行い、車両に乗り込みました。
そして、車窓から宍道湖の景色が見えると歓声をあげ、鉄道の旅を満喫していました。
また、終点となる出雲市の雲州平田駅では、地元の保育園児たちから手作りのベトナム国旗で歓迎を受けていました。
ハノイから訪れた40代の男性は、「日本には何度も来ているが島根は初めてです。宍道湖の美しさと温かいおもてなしに感動した。定期便が就航すれば大勢の観光客が訪れると思う」と話していました。
一行はすべてのツアーを終え、出雲空港で県の観光キャラクター「しまねっこ」の見送りを受けたあと、帰国の途につきました。