ひまわりの種で願う 交通事故の根絶 大田

大田市で、保育園児が、京都府で交通事故で亡くなった当時4歳の男の子から全国で受け継がれているひまわりの種をまいて交通事故の根絶を願いました。

この取り組みは、2011年に交通事故で亡くなった当時4歳の京都府の男の子が大切に育てていたひまわりの種を受け継いで咲かせ、交通事故防止を呼びかけようと全国で進められています。
27日は大田警察署に、地元の「たから保育園」の4歳の園児9人が集まりました。
子どもたちは警察官からひまわりの種の説明を聞いたあと、警察署の花壇に開けられた穴に種を6粒ずつまき、じょうろで水をかけました。
このあと、実際に国道沿いの歩道を歩きながら、警察官から道路の渡り方などの指導を受けながら保育園まで戻りました。
園児たちは、「ひまわりは大きく育って欲しい」「横断歩道を渡るときは、右オーライ、左オーライしてから渡る」などと話していました。
大田警察署の吾郷弘章署長は、「こうした活動を通して交通安全を呼びかけ、歩行中の事故が非常に多いので、高齢者や園児の事故を交通安全教室などを通して絶対にないようにしたい」と話していました。