出雲空港に12年ぶりベトナムからのチャーター便

出雲空港に25日、12年ぶりとなるベトナムからのチャーター便が到着し、ベトナムのツアー客がさっそく観光地へ向かっていきました。

島根県は出雲空港からの国際定期便就航を目指し、ベトナム国営の航空会社と観光分野で提携していく覚書などを交わしていて、今回のチャーター便はその一環として運航されたものです。
到着を前に出雲空港では式典が開かれ、丸山知事が「今回のチャーター便をベトナムと出雲を結ぶ定期便就航への第一歩にしたい」とあいさつしました。
そして午前10時すぎに、ハノイから165人のツアー客を乗せた12年ぶりとなるチャーター便が到着すると、空港の消防隊が水でアーチを作って歓迎しました。
ツアー客は到着ロビーで、ベトナムの国旗などを手にした県や出雲市の担当者から出迎えを受けると、観光バスに乗り込んでいきました。
ベトナムから来た40代の女性は「日本の大都市には何度も来たことがあり、今回は静かな場所を楽しみたくて参加しました。島根にはチャーター便がなかったら来られなかったと思います」と話していました。
ツアー客は松江城や出雲大社、それに広島市などを巡って5月29日に出雲空港から帰国する予定になっています。