出雲大社で「大祭礼」始まる

「縁結びの神様」として知られる出雲市の出雲大社で、1年の中で最も大きな祭り「大祭礼」が、14日から始まりました。

出雲大社の「大祭礼」は、毎年5月14日から3日間にわたって行われる最も大きな祭りです。
初日の14日は、まず「的射祭」が行われ、松が立ち並ぶ「松の参道」で、神職がおよそ15メートル先の大きな的に向かって矢を放ち、境内をはらい清めました。
続いて「例祭」が行われ、多くの参拝者が静かに待つなか、天皇陛下の使いが、贈り物の五色の絹織物などを納めた唐櫃をかついだ担ぎ手を従えて本殿へ向かいました。
そして、贈り物は神前に供えられました。
例祭にはおよそ400人が参列し、厳かな神事を見守っていました。
大祭礼は16日まで行われ、神楽の奉納や大茶会などが開かれます。