隠岐の島町 「しゃくなげ祭り」 観光客でにぎわう

隠岐の島町で、ピンクのかれんな花を咲かせる「しゃくなげ」を楽しむイベントが行われ、多くの観光客でにぎわいました。

隠岐の島町にある「村上家隠岐しゃくなげ園」では、2ヘクタールある山の斜面におよそ1万本のしゃくなげが植えられていて、濃いピンクや淡いピンクの色鮮やかな花が見頃を迎えています。
大型連休にあわせて多くの人に楽しんでもらおうと、地元の人たちは毎年「しゃくなげ祭り」を開いていて、訪れた観光客などがゆっくり歩きながら花に見入っていたほか、写真に収める人の姿も見られました。
花を観賞した女性は「色とりどりのしゃくなげが咲いていて、きれいだと思いました」と話していました。
また、会場近くでは、牛どうしが角を突き合わせて戦う隠岐諸島の伝統行事「牛突き」も行われました。
「綱取り」と呼ばれる牛使いが牛の鼻につけた綱を引っ張って大きなかけ声をかけると、牛どうしが角を突き合わせて激しくぶつかり、多くの家族連れなどから拍手が送られていました。
広島県から訪れた男性は「初めて見ましたが牛がぶつかり合う音が聞こえて、迫力がすごかったです」と話していました。