その名も「猪鹿蝶給食」イノシシやシカの肉を有効活用 美郷町

美郷町で、駆除されたイノシシやシカの肉などを使った給食、その名も「猪鹿蝶給食」が提供され、子どもたちが味わいました。

美郷町は、獣害対策として駆除したイノシシやシカの肉などを町の特産として有効活用していて、26日はその一環として、邑智小学校の5年生が給食として味わいました。
「猪鹿蝶給食」と名付けられた給食のメニューは、イノシシの肉とタマネギなどが入ったトマトスープ、マヨネーズやケチャップで作ったソースにからめた揚げたシカの肉、それに花の周りを舞う「ちょう」を感じさせる、ヒマワリからとった油のドレッシングをあえたサラダです。
子どもたちは嘉戸隆町長と一緒においしそうにほおばっていました。
給食を食べた子は、「シカの肉とご飯が合ってとても美味しいです」と話していました。
「猪鹿蝶給食」を考案した美郷町の片岡由有栄養教諭は、「『猪』『鹿』『蝶』をそれぞれの味を知ってもらうための献立にしました。今後は、いろいろなジャンルでシカ肉などを子どもたちが違和感なく食べられるように献立を考えていきたい」と話していました。