「こども投票」実際の投票所で模擬投票 島大の学生たちが準備

衆議院島根1区の補欠選挙の投票日が3日後に迫るなか、将来の有権者になる子どもたちに選挙へ関心を持ってもらおうと、島根大学の学生たちが、松江市の実際の投票所で子どもを対象にした模擬投票を行うことにしていて、準備を進めています。

この「こども投票」は、島根大学の学生たちが、今月(4月)28日の補欠選挙の際に、松江市の城北小学校と川津小学校に設けられる投票所で行うものです。
松江市選挙管理委員会から借りた投票箱を使い、訪れた子どもに、今回の補欠選挙の候補者を1人選んだうえで、どんな国にしてほしいかを書いて投票してもらうことにしていて、投票日が迫るなか、学生たちは投票用紙の準備などに追われていました。
指導する行政学が専門の毎熊浩一 教授によりますと、親と投票所に行ったことがある子どもは、選挙権を持ってから投票に行く割合が高くなる調査結果もあるということで、「こども投票」をおととし(2022年)の参議院選挙と去年(2023年)の県知事選挙でも実施したということです。
3年生の谷本響さんは、「子どもたちも将来は選挙権を持つので、『こども投票』に訪れた記憶が残ってくれるとうれしいです」と話していました。