島根県 台湾から旅行会社招き観光名所を紹介

外国人観光客を県内に呼び込もうと、島根県は、台湾から旅行会社を招いて県内各地の観光地を紹介しています。

県は、外国人観光客を呼び込むため、これまでに台湾から松江城などを訪れるツアーを行ったことがある台湾の旅行会社を招いて、今月(4月)19日から県内各地の観光名所20か所余りを回っていて、今回は、安来市の清水寺を訪れました。
清水寺は、本堂が国の重要文化財になっているほか、3重の塔などがあり、県の担当者は、寺全体を見渡せる地点に案内したうえで、秋の紅葉がきれいだと紹介していました。
日本政府観光局によりますと、去年(2023年)1年間に日本を訪れた外国人観光客は、コロナ禍前(2019年)の8割近くまで回復しています。
ただ、県によりますと、去年の県内での外国人宿泊客数はコロナ禍前の6割ほどにとどまっていて、外国人観光客をどう呼び込んでいくかが課題になっています。
旅行会社の担当者は、「日本の定番の観光スポットに行ったことがある人でも、島根では、ディープな日本の文化を楽しめると思います」と話していました。
県観光振興課の滿田愛子 主事は、「台湾からの観光客は松江や出雲に来る人が多いので、新しいツアーでほかの地域にも足を運んでもらいたい」と話していました。