「全国学力テスト」 約1万1000人が臨む

小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」が行われ、県内でもおよそ1万1000人がテストに臨みました。

「全国学力テスト」は、文部科学省が子どもたちの学力と学習の状況を把握して授業の改善などにつなげようと、全国の小学6年生と中学3年生を対象に行っているものです。
県内の公立の小中学校では、280校余りのおよそ1万1000人が参加し、このうち、中学校では、テストが始まる前に、教員から解答する際の注意事項が説明されたり、問題用紙が配られたりしていました。
ことしは、小学6年生が国語と算数、中学3年生が国語と数学で、テストとあわせて、タブレット端末を使った児童や生徒の生活習慣や学習環境などのオンライン調査が初めて取り入れられました。
県内での昨年度(2023度)の平均の正答率は、小学校では、国語が65%、算数が59%になったほか、中学校では、国語が70%、数学が48%になり、中学校の国語を除いて全国平均より低くなっています。
今回の「全国学力テスト」の結果は、ことし7月末に公表される予定です。