梅雨の時期を前に河川の堤防など点検作業

梅雨の時期を前に、島根県西部を流れる河川の堤防などに異常がないかを確認する点検作業が行われました。

点検は、過去に氾濫が発生している江の川など県西部の2つの河川のあわせて19か所で行われ、このうち美郷町高畑を流れる江の川の堤防には国土交通省の職員など5人が集まりました。
集まった人たちは堤防ののり面に亀裂が入っていないかを確認して回ったほか、堤防のコンクリートをハンマーでたたいて異常がないかを確かめたうえでタブレット端末に状況を記録していきました。
このほか、増水した川の勢いを弱め、漂流物が川の外に流れ出るのをせき止めるために河川に沿って植えられている「水害防備林」についても、ドローンを使って上空から確認していました。
点検の結果、堤防に大きな亀裂や異常などは確認されず、「水害防備林」にも問題はなかったということです。
国土交通省浜田河川国道事務所川本出張所の三原康宏出張所長は、「河川の異常を見つけた場合はご連絡いただきたい。雨が降ったときに川の水量が増えるところには近づかないよう日頃から注意してもらうとともに、危険な状況になった場合には避難するようにしてもらいたい」と呼びかけていました。