大麻の使用や所持などで検挙 20代の若者が中心

島根県内で大麻を使用、もしくは所持するなどして検挙されたのは、20代を中心とした若者が多くなっていることがわかり、警察は依存性がないなどの誤った認識で安易に手を出してしまうことが背景にあるとみて、今後啓発に力を入れていきたい考えです。

島根県警察本部のまとめによりますと、県内で去年1年間に覚醒剤や大麻を使用、もしくは所持するなどして検挙されたのは27人で、前の年に比べて6人増えました。
内訳は覚醒剤が14人、大麻が13人となっていて、いずれも前の年に比べて3人増えています。
警察によりますと、覚醒剤で検挙されたのは30代から50代となっている一方、大麻で検挙されたのは20代が全体のおよそ77%を占めていて、警察は、特に大麻については若い世代の間で依存性や体への害がないという誤った認識が広まり、安易に手を出してしまうことが背景にあるとみています。
島根県警察本部組織犯罪対策課は「関係機関と連携しながら、いまの若者に対して薬物の危険性を正しく認識してもらうとともに、薬物排除の機運を高めていきたい」と話し、引き続き検挙に力をいれるとともに、若者への啓発も行っていきたい考えです。