体長4メートル余「ダイオウイカ」の解剖 水族館で一般公開

体長4メートル余りある「ダイオウイカ」の解剖が、島根県西部の水族館で一般公開されました。

この「ダイオウイカ」は体長4メートル10センチ、体重は170キロあり、3年前に出雲市の漁港に流れ着いたあと、浜田市と江津市にまたがる水族館「アクアス」で冷凍保存されていました。
14日は、イカなどの生物を研究している島根大学の吉田真明准教授が大勢の子どもたちを前に解剖を一般公開しました。
吉田准教授はカッターを使い、握りこぶしほどあるダイオウイカの口を切り取ってクチバシの位置を見せたり、体の内部に卵巣があることからメスの個体だと分かるなどと解説したりしていました。
会場では、ダイオウイカを触ることができる時間も設けられ、人さし指でおそるおそる卵をつつく子どもの姿も見られました。
茨城県の中学1年生は「ダイオウイカに会うために来て初めて直接見ることができた。解剖の公開も珍しいと思うのでありがたい機会だった」と話していました。
また、地元の小学5年生は「スルメイカより100倍くらい大きいなと感じ、全部食べてみたいと思った。触ったらぷにぷにした触感で、体の仕組みも学べてよかった」と話していました。