松江の看護学校で入学式 看護師目指す10人が新たな一歩

入学式シーズンを迎え、松江市の看護学校では働きながら看護師を目指す新入生10人が新しい一歩を踏み出しました。

松江市にある県立松江高等看護学院の入学式には、准看護師の資格を持ち病院などで働きながら、キャリアの幅が広がる正看護師の資格取得を目指す新入生10人が出席しました。
はじめに、長野真久学院長が「自分のために勉強するという姿勢では、こんなにつらい勉強はしたくないと思ったときに立ち直れなくなってしまう。患者のために勉強するという思いで頑張ってもらいたい」と激励しました。
これに対し、新入生の代表として今福里美さんが「少子高齢化が進み、医療技術が進歩する中で看護師の重要性も増している。患者の思いに耳を傾けて向き合うことができる看護師を目指して努力していきたい」と決意を述べました。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行してから初めての入学式を迎えましたが、インフルエンザが流行するなど感染症への対策が必要だとして、出席した新入生や在校生はマスクを着用して式に臨んでいました。
式のあと、新入生の島田雄太さんは「地域で高齢化が進んでいるので地元・島根のためにも今より勉強に励み、小さい子どもから高齢者まで信頼を築けるよう頑張りたい」と話していました。