林業や山仕事の安全祈願する「山祭り」 隠岐の島町

隠岐の島町で林業や山仕事の安全を祈願する「山祭り」が行われました。

この祭りは、隠岐の島町布施の大山神社で2年に1度行われているもので、県の無形民俗文化財に指定されています。
祭りは2日間にわたって行われ、2日目となる7日は地区の人などおよそ30人が出て、初日に切り出していた「かずら」のつるを、町の天然記念物にもなっているご神木の杉の木に巻きつける「帯締め」が行われました。
集まった人たちはつるを両手で持って横1列に並び、太鼓の音や「木遣り」の歌にあわせて、固いつるを木に巻きつけやすいように上下に揺さぶっていきました。
大人数で大きく揺さぶるため、タイミングが合わずに転んでしまう人もいて、集まった子どもなどが杉の葉を投げて励ましていました。
そして、杉の木につるを7周半巻きつけて祭りが終了すると、本格的に林業や山仕事が始まるということです。
訪れた人は「初めて見ましたが面白かったです。また見に来たいです」とか、「今度は自分も参加してやってみたい」と話していました。