出雲市内3つの温泉施設も9年ぶりに値上げ

エネルギー価格高騰の影響で、1日から出雲市内にある3つの温泉施設では9年ぶりに入浴料が値上げされます。

このうち「出雲平成温泉」では、「一般」の料金を600円から700円に、「65歳以上」を400円から500円にそれぞれ100円値上げします。施設を所有する出雲市によりますと、エネルギー価格の高騰を受けボイラーに使う灯油などの燃料費が増えているとして、値上げに踏み切るのは平成27年以来、9年ぶりだということです。
施設を利用する地元の72歳の男性は、「値上げはないことに越したことはないが、いろいろなモノやサービスが値上がりする中で当然高くなるとは思っていた。そこまで負担とは感じない金額なのでまた来たい」と話していました。
一方、施設側では、小さな子どもづれの利用客に配慮して、中学生以下の入浴料金は据え置いているほか、コスト削減につなげようと、常駐する従業員を3人から2人に減らし、人件費の抑制にも取り組んでいます。
施設の指定管理者を務めるNPO法人の糸賀雅支配人は、「切り詰められるコストはしっかりと切り詰め、今まで以上に安心して利用してもらえるよう管理・維持に努めたい」と話していました。