旧暦の桃の節句にあわせ「高瀬川ひなながし」 出雲

旧暦の桃の節句にあわせて、子どもたちがひな人形を川に流す「高瀬川ひなながし」が出雲市で開かれました。

出雲地方では旧暦の桃の節句にあたるこの時期に、1年の無病息災や子どもの健やかな成長を願う慣習があり、出雲市の中央区連合町内会はこれにあわせて毎年、「高瀬川ひなながし」を開いています。
出雲市の高瀬川沿いに設けられた会場に、着物姿の地元の子どもたちやその家族などが集まり、はじめに今市幼稚園の園児およそ30人が「うれしいひなまつり」などを歌いました。
このあと、わらや紙で作ったひな人形を子どもたちが高瀬川に流し、「病気をせずに1年を元気に過ごせますように」と手を合わせて願い、子どもたちは流れる様子を笑顔で見ていました。
30日の出雲市内は、午前中から晴天に恵まれ、訪れた人は写真を撮るなどして楽しんでいました。
参加した子どもは、「流すところが楽しかった」「風邪にかからないようにしたい」と話していました。