免許返納の高齢者でも乗れる 電動乗り物の試乗会 安来

運転免許証を返納した高齢者でも乗ることができる電動の乗り物の試乗会が、安来市で行われました。

試乗会は、来月(4月)から山陰両県の18の店舗で新たに販売を始める松江市の自動車販売会社の関係者などが出席して行われました。
乗り物は、スクーター型や車いす型など3種類あり、いずれも最高時速は6キロで、1回の充電で18キロから33キロ走行でき、折りたたんで車に載せることができるタイプもあります。
道路交通法上は歩行者と同じ扱いになるため歩道を走行できるほか、発進後はスピードが一定に保たれる仕組みになっていて、免許を返納した高齢者でも、比較的、簡単に操作ができるということです。
こうした電動の乗り物は各社が開発していて、全国のなかでも特に高齢化が進む県内での移動手段として普及が進むかどうか注目されます。
販売を始める「島根日産」の櫻井誠己社長は、「免許の返納を考える高齢者が増えていると実感しており、新しい移動手段として安心して使ってもらえるよう、販売に力を入れていきたい」と話していました。