中高生が「ブラック校則」などを大学生と議論 松江

いわゆる「ブラック校則」が全国で問題になるなか、松江市では、高校生や中学生が学校生活で感じている問題について大学生と一緒に話し合い、解決策を探りました。

松江市の松江東高校で開かれた話し合いには、松江東高校や近くにある松江市立第二中学校の生徒、それに、島根大学の学生およそ30人が参加しました。
参加者たちは5つの班に分かれて、はじめに、校則で靴下の色が白に限定されていることなど、ふだん問題だと感じていることについて模造紙に書き出していきました。
続けて、書き出したことについて議論が行われ、このうち、「ほかのクラスの教室に入ってはいけない」という校則については、授業が始まる時間を守らない人がいるためだとその背景を想定したうえで、解決策として、授業などの開始3分前には着席することを徹底するルールを設ければ必要ないのではないかという意見が出されていました。
参加した中学生は、「学校生活に不満を持っている人がいれば理由を聞いて解決し、学校生活をもっとよいものにしたい」と話していました。
参加した島根大学の学生団体の代表を務める池渕匠さんは、「みんなで集まる学校では、話し合ってルールを決めるということが重要だということを伝えていきたい」と話していました。