県と栄養士会が協定 災害時に幼児や持病ある人に食料支援

地震などの災害時、避難所の幼児や持病がある人などに優先的に食料を支援しようと島根県と県栄養士会が協定を結びました。

島根県庁で開かれた協定の締結式には、丸山知事や県栄養士会の関係者などが出席しました。
協定では地震などの災害時、避難所の幼児や妊婦、持病がある人などを対象に、県栄養士会が備蓄している離乳食やおかゆのほか、アレルギーに対応している食料などを優先的に支援するとしています。
丸山知事は、「災害時の避難生活は長期化する可能性もあり、食料支援の必要性は高いので感謝したい」と述べました。
また締結式では、県栄養士会のメンバーが、避難所などで栄養が偏りがちな食生活の支援にあたる想定であることも確認していました。
島根県栄養士会の名和田清子会長は、「避難生活の中で高齢者やアレルギーのある人などが安心して食べることができるよう支援していきたい」と話していました。