県内食品商談会 5年ぶりに展示形式で開催 出雲

島根県内の食品をアピールする商談会が出雲市で開かれ新型コロナの感染が落ち着く中、5年ぶりに展示形式で行われました。

商談会はコロナ禍でここ数年、オンラインでの開催が続いていましたが、今回は5年ぶりにブースが設けられ、県内の食品メーカーなど79社が海産物や菓子、酒などの商品を並べました。
会場には首都圏など県内外から70社を超えるバイヤーが集まり、商品を試食したり、製造工程や輸送方法を質問したりしていました。
隠岐諸島・知夫村で民宿を営む女性は、地元産のサザエを使ったコロッケを持ち込んで初めて商談会に参加したということで、「バイヤーに声をかけてもらい、こだわって作った商品に興味を持ってもらってうれしい」と話していました。
一方、岡山県のスーパーマーケットの担当者は、「地域商材を掘り起こすため参加した。こだわりの商品が並んでいるのでぜひ販売したい」と話していました。
県しまねブランド推進課の永富聡課長は、「試食してもらい、直接話すとバイヤーには受け入れられやすい。県外への販路拡大のため、いい商品があることを知ってほしい」と話していました。