大田市 外国語の通訳ガイド採用 石見銀山の海外PR強化へ

世界遺産の石見銀山遺跡を抱える大田市は、インバウンドが増えるなかで、遺跡の魅力などを多くの外国人観光客にも伝えようと、外国語の通訳ガイドを採用して海外へのPRをいっそう進めていく方針です。

かつて多くの銀を産出した大田市にある石見銀山遺跡は、銀を掘った坑道の跡が残されていることなどから、2007年に世界遺産に登録されました。
3年後(2027年)には、世界遺産登録から20年という節目を迎え、新型コロナの影響の落ち着きなどでインバウンドも増えるなか、大田市は、海外にも遺跡の魅力とその価値を伝えようと、外国語通訳ガイドの経験がある地域おこし協力隊員を遺跡のガイドとして採用する方針です。
大田市は、経費として、新年度予算案に518万円余りを盛り込んでいます。
このほか、景観向上などのために、遺跡内にある遊歩道や公園、それに公共施設の改修と修繕にも取り組みたいとしています。
大田市の新年度予算案には、このほか、物価高騰のなかで、市内の小中学校や保育所などの給食への補助として合わせて1800万円なども盛り込まれ、一般会計の総額で241億5000万円になっていて、現在開会中の定例市議会に提案されています。