山陰合同銀行 全国の地方銀行で初 代表取締役に女性起用へ

松江市に本店を置く山陰合同銀行は、第二地銀を除く全国の地方銀行で初めて代表取締役に女性を起用する方針を決めました。

山陰合同銀行によりますと11日開かれた取締役会で、米子営業本部長を務める吉岡佐和子執行役員を、銀行のナンバー3にあたる代表取締役専務執行役員に起用することを決めました。
代表取締役に女性を起用するのは、第二地銀を除く全国の地方銀行で初めてだということです。
また、社外取締役を1人増員し、東京のコンサルティング会社の社長を務める、アイルランド国籍のグレム・デイビッド・ナウド氏を新たに起用する方針で、取締役に外国人を起用するのも全国の地方銀行で初めてだとしています。
山陰合同銀行は、ことし6月に開く株主総会でこの人事案を株主に諮り正式に決定したい考えで、「取締役会に女性の視点やグローバルな視野をさらに取り入れ、多様性の向上とガバナンスの強化を図って経営の監督機能を高めたい」と話しています。