JR西日本の特急「やくも」 新型車両でバリアフリー体験

来月(4月)から導入されるJR西日本の特急「やくも」の新型車両のバリアフリー設備を体験する会が行われました。

JR西日本は島根県の出雲市駅から米子駅を経由して岡山駅を結ぶ特急「やくも」の新型車両を来月6日から順次導入します。
この車両に設けられたバリアフリー設備の体験会が行われ、バリアフリーを推進する団体の体や目に不自由な人などおよそ20人が松江駅から乗り込みました。
車両の出入り口はこれまでの車両より幅が広いほか室内を広く取っている多目的トイレなどが備えられていて、車いすを使う人や目の不自由な人などが利用しやすいよう配慮されています。
また、車いすを固定できるため、車いすに乗ったまま車内で過ごせる専用のスペースも設けられています。
車いすを使っている77歳の参加者は、「車両やトイレの出入り口が通常より広くなっていて車いすが入りやすくて便利でした。こういった設備のある電車が増えてほしい」と話していました。
JR西日本中国統括本部駅業務部の槙拓男 課長は、「新型車両のバリアフリー設備を体験してもらえてよかった。頂いた意見などを踏まえてさまざまな人が利用しやすい車両を目指していきたい」と話していました。