インフルエンザ患者数 4週ぶり増加で感染対策徹底呼びかけ

インフルエンザの最新の感染状況が発表され、県内の1医療機関あたりの平均の患者数は4週ぶりに増加し、県は基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

3月3日までの1週間に県内38の指定医療機関から報告された定点把握によりますと、インフルエンザの患者数はあわせて267人で、1医療機関あたりの平均は前の週より1.42人増えて7.03人となりました。
増加するのは4週ぶりです。
保健所ごとに見ると、松江保健所管内が12.5人と注意報レベルに達しているほか、隠岐保健所管内が9.5人、浜田保健所管内が7.2人、出雲保健所管内が4.7人、雲南保健所管内が4人、益田保健所管内が3.2人、県央保健所管内が1.3人となっています。
また、4日から6日までに県内の小中学校32校が学級閉鎖などの措置を取り、あわせて451人が感染したと発表されました。
一方、新型コロナウイルスについては、3月3日までの1週間に患者数はあわせて255人で、1医療機関あたりの平均は5.92人と前の週より1.5人減少し、4週連続で減少しました。
保健所の管内別では、隠岐保健所管内が8人と最も多く、松江保健所管内が6.9人、県央保健所管内が6.7人、浜田保健所管内が6.4人、雲南保健所管内が5.7人、出雲保健所管内が5人、益田保健所管内が3.8人となっています。
県感染症対策室は「受験や卒業式シーズンを迎えたほか、春休みも始まると人の移動がより活発になるので基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。