松江の観光ガイド 小泉八雲への理解深める

松江市を訪れる観光客に市の魅力を伝えるガイドの人たちを対象にした研修会が開かれ、ガイドたちは、松江ゆかりの文豪・小泉八雲の関係者から話を聞くなどして観光客に伝える内容の幅を広げました。

松江市の小泉八雲記念館で行われた研修会には、松江市で観光ガイドをしているおよそ30人が参加し、講師は小泉八雲のひ孫の妻である小泉祥子さんと小泉八雲記念館の学芸員が務めました。
はじめに、参加者たちは、八雲の生涯についてのビデオを鑑賞したあと、記念館と八雲が生前暮らした旧居に分かれて説明を受けました。
このうち、旧居では、ガイドたちは八雲の作品にも登場するしゃちほこや灯ろうなどがある庭園について説明を受けたほか、八雲が原稿を書いていた書斎に実際に入ってもらうことで、より身近に感じてもらえると教わっていました。
松江市で外国人を対象にしたガイドを行っている女性は、「世界に影響を与えた小泉八雲が何を思っていたのか、松江に来た人に広く知ってもらいたい」と話していました。
小泉祥子さんは、「八雲についての隠れたエピソードなどを知ってもらい、今後のガイドに役立ててもらえれば」と話していました。