新型コロナ 患者数減少も全国で流行続く 感染対策徹底を

県内では新型コロナウイルスの患者数が1医療機関あたりの平均で2週続けて10人を下回りましたが、全国では流行が続いているため、県は基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

県は2月25日までの1週間に、県内38の指定医療機関から報告された定点把握による新型コロナの感染状況を発表しました。
それによりますと患者数はあわせて282人で、1医療機関あたり7.42人と前の週より0.74人減少し、2週連続で10人を下回りました。
保健所の管内別では、出雲保健所管内と雲南保健所管内がそれぞれ8.3人と最も多かったほか、浜田保健所管内が8.2人、松江保健所管内が7.5人、県央保健所管内が6.3人、益田保健所管内が6人、隠岐保健所管内が5人となっています。
また、県内では28日までの3日間に高齢者福祉施設などで8件のクラスターがあったと発表されました。
一方、インフルエンザの患者数は1医療機関あたり5.61人と前の週より0.86人減って3週連続で減少しましたが、28日の時点で松江市内など11校で学級閉鎖の措置が取られるなど、子どもを中心に感染が続いています。
県感染症対策室は「新型コロナは全国で流行が続いているほか、インフルエンザも気温が低い日が続いている上、今後、春休みや卒業式シーズンを控えて人の移動が活発になると予想されるため、基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。