FDAの出雲〜中部空港便3月就航 県が早期定着へPR強化

島根県は、FDA=フジドリームエアラインズが3月、新たに開設する出雲空港と愛知県・中部空港を結ぶ路線の早期定着に向け、アクセスの向上をPRするなどし県民の利用を促す方針です。

FDAが3月末から出雲空港と中部空港を結ぶ「中部便」を新たに開設するのにあわせ、県は早期定着を図る対策を重点的に行う方針です。
具体的には、ビジネス客への経費補助や、個人客へのキャッシュバックを行うほか、空港から名古屋まで鉄道で最速28分で移動できることなど県民向けのPRに力を入れるということです。
さらにFDAと連携し、全国各地で運航される機体に島根への観光を促すステッカーを貼るほか、機内の座席にも広告用のカバーを施すとしています。
島根県交通対策課は、「同じ愛知県とを結ぶ小牧便と合わせてダイヤの利便性が上がる。中部空港は国際線の乗り継ぎ需要もあり、外国人観光客の呼び込みにも取り組みたい」と話しています。
県は、同じ時期に運航が再開する「静岡便」の県民向けのPR強化も合わせ、事業にかかる経費4766万円を盛り込んだ新年度の当初予算案を、現在開会中の定例県議会に提出しています。