大田市内の小中学校で高校生が考案した給食メニュー提供

大田市の高校生が子どもたちの味覚にあうよう考案した給食のメニューが、22日、実際に市内の小中学校で提供されました。

給食のメニューを考案したのは大田市にある※邇摩高校で食について学んでいる生徒2人で、給食の時間にあわせて大田西中学校を訪れました。
2人が考えたのは、鶏肉を香辛料で味付けして油で揚げた台湾の料理「ジーパイ」で、本場の香辛料では子どもたちには辛すぎるためカレー粉をベースにしたり、アレルギーに配慮して小麦粉と卵の代わりに米粉を使ったりして、学校給食センターの協力も得ながら、安心して食べられるよう工夫をこらしたということです。
22日は、市内の小中学校などで2600食余りが提供され、生徒たちはおいしそうに口に運んでいました。
生徒の1人は、「他国の料理をおいしく食べることができてとてもうれしかったです。カレー粉を使っていて自分でも家で作れそうなので、挑戦してみたいです」と話していました。
メニューを考案した邇摩高校3年の田村光さんは、「子どもでも食べやすいよう工夫しながら、本場の味に近づけるように頑張りました。次に挑戦するなら、他の国の栄養が整ったバランスのいい給食を作ってみたいと思いました」と話していました。