コロナ患者数の平均 3週間ぶり10人下回るも全国で流行続く

県内では新型コロナウイルスの患者数が1医療機関あたりの平均で3週間ぶりに10人を下回りましたが、全国では流行が続いているため、県は基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

県は2月18日までの1週間に、県内38の指定医療機関から報告された定点把握による新型コロナの感染状況を発表しました。
それによりますと患者数はあわせて310人で、1医療機関あたり8.16人と前の週より1.89人減少し、3週間ぶりに10人を下回りました。
保健所の管内別では、隠岐保健所管内が11人と最も多くなったほか、浜田保健所管内が10.6人、出雲保健所管内が9.4人、雲南保健所管内が9.3人、松江保健所管内が8.9人、県央保健所管内が3.7人、益田保健所管内が2.6人となっています。
また、県内では、21日までの3日間、高齢者福祉施設などで21件のクラスターがあったと発表され、あわせて168人の感染が確認されたとしています。
一方、インフルエンザの患者数は2月18日までの1週間で、1医療機関あたり6.47人と前の週より1.53人減って2週連続の減少となりましたが、松江圏域で見ると14.64人と注意報レベルとなっています。
県感染症対策室は「新型コロナは全国で流行が続いているほか、今後、インフルエンザもB型が流行する懸念がある。これから卒業式シーズンを迎え人の移動が活発になるので、基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけています。