一畑百貨店閉店 再就職決定は約3割

1月閉店した県内唯一のデパート「一畑百貨店」の元従業員たちの再就職支援について話し合う会合が閉店後初めて開かれ、再就職が決まったのは希望者のうち3割ほどにとどまっていることから、引き続き支援を続けていくことが確認されました。

16日、閉店後初めて開かれた雇用対策チームの会合には、親会社の一畑電気鉄道や県、それに労働局の担当者などあわせて20人が出席しました。
会合は非公開で行われ、終了後に取材に応じた市の担当者によりますと、テナントを含め百貨店で働いていた元従業員で再就職を希望するのはおよそ150人いましたが、再就職が決まったのは3割ほどにとどまっていることが報告されたということです。
再就職先は販売員や事務員などが半数以上を占めているということです。
また、再就職を希望する人に対して松江市内を中心とした140社ほどからおよそ660人の求人が集まっていることから、会合では引き続き希望する職に就けるよう支援を続けていくことが確認されたということです。
松江市産業経済部の大谷利行次長は、「再就職を希望する人がしっかりと仕事を見つけることができるように支援していきたい」と話していました。