魅力を世界にアピール! スパイシーなようかん誕生 

松江市が誇る和菓子を世界に向けて発信するきっかけにしようと、本来は甘いようかんにスパイシーな味付けをしたこれまでにない新しいようかんが開発され、お披露目会が開かれました。

松江市でお披露目されたのは、新たに開発された果物のカシスやトマトといちごジャムを使うなどした5種類のようかんです。
特にユニークなのは、パパイヤとチョコレートを使った2種類で、カレーに使われるクミンやカルダモンなどといったスパイスが使われていて、ようかんの甘さとスパイシーさが組み合わさった、いままでにない味に仕上がっています。
東京でカレーなどの飲食店に携わるエドワード・ヘイムスさんと、松江市出身で、食の大切さを発信している団体の代表を務める石原奈津子さんが、松江市の和菓子店と連携して開発しました。
茶の湯文化が浸透している松江市は和菓子どころとして知られ、ヘイムスさんはお披露目会で世界中で使われているスパイスとようかんを組み合わせることで、和菓子の文化を世界に向けても発信できるようになると、開発の狙いを説明しました。
開発に協力した「風流堂」の内藤葉子代表取締役は、「日本の伝統を和菓子を通して世界の方々に伝えたい」と話し、和菓子の新しい可能性に期待を寄せていました。