高齢者や障害者支援 島根から初 「DWAT」が金沢へ出発

能登半島地震の発生から1か月余りになるなか、避難所で配慮が必要な高齢者や障害者などを支援しようと、島根県の社会福祉士などでつくる災害派遣福祉チーム=「DWAT」が金沢市に向けて出発しました。

「DWAT」は、大規模な災害が起きた際、避難所などで高齢者や障害者などの支援にあたるチームで、県の社会福祉協議会は、社会福祉士や介護福祉士など4人を金沢市へ派遣することになりました。
15日は、松江市のいきいきプラザ島根で出発式が開かれ、県社会福祉協議会の小林淳一 会長が、「1日も早く被災地に笑顔が戻るよう、避難している方の心に寄り添い活動してほしい」と激励しました。
これに対して、リーダーを務める松江市の社会福祉法人の杉谷健さんは、「被災者をサポートするとともに、この1か月半活動してきた現地の『DWAT』を支えてきます」とあいさつしました。
4人は、16日から4日間、金沢市の避難所で▼避難者の体調の変化や困りごとなどを聞き取ったり、▼支援にあたっているほかの社会福祉士などをサポートしたりするということで、拍手で見送られながら車で出発していきました。
県内から「DWAT」が派遣されるのは今回が初めてで、来月(3月)2日までに合わせて13人が現地に向かう予定になっています。