松江 去年亡くなった細田博之 前衆議院議長のお別れの会

前の衆議院議長で、去年11月に亡くなった衆議院島根1区選出の細田博之氏のお別れの会が地元の松江市で行われました。

細田博之氏は松江市出身で、官房長官や自民党の幹事長、それに衆議院議長を歴任し、去年11月に79歳で亡くなりました。
11日、地元の松江市で行われたお別れの会には、国会議員や島根県の丸山知事をはじめ、親交のあった政財界の関係者など、およそ550人が参列しました。
この中で、額賀衆議院議長は「終始、政党政治の確立に努め、議会制民主政治の進展に多大な貢献をされた。その功績は誠に偉大だ」と弔詞を読み上げました。
続いて、自民党島根県連の副会長を務める青木一彦参議院議員が「島根政界のキーマンを失ったわたしたちは失意の中から立ち上がり、先生が目指してきた地方創生にいっそう、まい進していくことを誓う」と述べました。
これに対し、遺族を代表して長男の明伸さんは「心残りもあったと思うが、出会いに恵まれ、この場にいる多くの方々のご支援をいただき精いっぱい生きて幸せな人生だったと思う」と謝辞を述べました。
会場には元総理大臣の森喜朗氏も車いすで駆けつけて焼香し、参列した人たちは静かに手を合わせて別れを惜しんでいました。