高校生らが製作 リサイクルボックス設置 隠岐の島町

資源ゴミのリサイクル率が県内の自治体で最も低い隠岐の島町で、地元の高校生と企業が製作した段ボール用のリサイクルボックスが、2月1日、新たに町内の2か所に設置されました。

県内のゴミのリサイクル率は、令和3年度で、平均20点3%だったのに対し、隠岐の島町は5%で、県内の自治体の中で最も低くなっていて、町ではゴミを減らすアクションプランを策定しています。
その一環として、おととし(令和4年)から去年(令和5年)にかけて、隠岐水産高校と地元の企業が製作した段ボールなどを回収するリサイクルボックスがスーパーなどに設置されましたが、新たに町内の2か所に設置することが決まり、2月1日、贈呈式が行われました。
このうち、五箇地区では、製作した高校生7人も出席して、リサイクルボックスが贈呈されました。
リサイクルボックスは、住宅地の一角に設置され、縦と横、高さが2メートルで、24時間いつでも段ボールを出すことができるということです。
製作した高校生は、「素材が薄くて溶接の時に穴が空いてしまいましたが、研磨や塗装をしっかりして最高の出来になったのでよかったです」と話していました。
五箇地区に住む脇田千代志さんは、「住民にも利用しやすく、リサイクルに貢献できるのでうれしいです」と話していました。