セクハラ繰り返し60代再任用職員を停職2か月の懲戒処分

県教育委員会は、60代の再任用職員の男性が関係先の女性に対し、抱きつくなどのセクハラを繰り返していたとして、停職2か月の懲戒処分としました。
この職員は辞職願いを提出し、31日付けで受理されたということです。

停職2か月の懲戒処分を受けたのは、県教育委員会が所管する学校ではない教育機関に勤めていた62歳の再任用職員の男性です。
県教育委員会によりますと、この男性は正規の職員だった平成27年と定年退職後の再任用職員だった去年、業務上、関係のあった同じ女性を勤務時間外に呼び出して抱きついたり、頭や肩を触ったりしたということです。
女性が、ことし8月に職員の勤務先に相談したことから発覚し、県教育委員会はセクハラにあたるとして、この再任用職員を停職2か月の懲戒処分としました。
再任用職員は29日辞職願いを提出し、懲戒処分を受けたのち、31日付けで受理されたということです。
再任用職員は、「浅はかな行為で反省している」と話しているということです。
記者会見で県教育庁総務課の今岡重之課長は「極めて遺憾だ。被害者や県民に心からおわび申し上げます」と謝罪したうえで、再発防止に向けて県教育委員会の幹部にハラスメントがないように指導や監督を徹底するよう文書で通知したということです。