運転手の体調不良相次ぐ 松江市内巡る観光バス 4日間運休

松江市が運行するバスの運転手に新型コロナなどによる体調不良が相次いでいる影響で、市内を巡る観光バスの「ぐるっと松江レイクライン」が、30日から4日間、運休することになりました。

30日から運休しているのは、松江市が運行する観光バスの「ぐるっと松江レイクライン」です。
松江市交通局によりますと、市営バス全体でおよそ90人いる運転手のうち、10人以上が新型コロナやインフルエンザなどで体調不良になっていて、一般の路線バスの運行を優先的に維持するため、30日から来月(2月)2日までの4日間、運休することを決めたということです。
「ぐるっと松江レイクライン」は、松江城や小泉八雲記念館などを巡り、1月は1日9便、2月は1日10便運行する予定でした。
JR松江駅の乗り場には、運休を知らせる張り紙を見た観光客が残念そうにする姿もありました。
福岡県から訪れた60代の女性は、「バスを使う予定でしたが、運休ということなので路線バスと徒歩で目的地に向かいます」と話していました。
千葉県から訪れた40代の女性は、「乗る予定だったので残念です。運転手が足りない状況ですが、こうしたバスは続けてほしいです」と話していました。
松江市交通局は、「観光客の皆さまにはご不便をおかけしてしまい、申し訳ありません。人員に余裕がないなかなので、引き続き運転手の体調管理に気をつけて、一般の路線バスの運行を維持できるよう努めたい」とコメントしています。