売り上げを被災地に寄付 出雲で支援バザーなどの催し

能登半島地震で被災した人たちを支援しようと、売り上げを寄付にあてるバザーなどのチャリティーイベントが出雲市で開かれました。

このイベントは、ボランティアに取り組む市民団体が出雲市で開きました。
売り上げの全額を被災地への寄付にあてるバザーでは、市民が持ち寄った日用品や洋服などが10円や数百円の手ごろな価格で販売され、多くの家族連れが買い物を楽しんでいました。
また会場では被災地の現状を伝える報告会も開かれました。
このなかで石川県珠洲市へ支援物資を届けた人は、現地の写真を見せながら断水が続くなど深刻な現状を説明したうえで、被災者の要望をくみ取りながら必要な物資を見極め、すぐに届けていくことが重要だと訴えました。
このほか、会場では▼募金の呼びかけが行われたほか▼被災者へのメッセージを書くコーナーも設けられ、中学生たちが「笑顔が戻るよう応援しています」などと、思いをつづる姿が見られました。
出雲市の中学1年生は「募金活動も行ってきたが、今後も自分ができる支援をしていきたい」と話していました。
主催した団体の代表、野津寛延さんは「地震からもうすぐ1か月だが、復興に向けてまだ長い期間、支援が必要になると思うので、現地でのボランティアや島根からできる活動を続ける」と話していました。