「文化財防火デー」 益田市の萬福寺で消火訓練

「文化財防火デー」の26日、国の重要文化財に指定されている本堂がある益田市の萬福寺で消火訓練が行われました。

萬福寺は室町時代の水墨画家、雪舟が手掛けたとされる庭園で知られ、本堂は国の重要文化財に指定されています。
寺の台所がある庫裏から出火したという想定で行われた訓練には、地元の消防や住民などあわせて80人ほどが参加し、寺の住職から通報を受けた消防隊員がホースをのばして出火元に隣接する本堂の屋根に放水を行いました。
また、住民たちは境内に設置された放水銃を操作したり、消火器の使い方を学んだりして訓練に参加していました。
見学していた小学生は、「火事を見つけたら周りの人に大声で知らせたい」とか「将来は消防署員になりたい」などと話していました。
萬福寺の総代長、清水勝義さんは、「本堂は重要文化財でもあるので、地域の人と一緒に守っていきたい」と話していました。