特急「やくも」旧デザインの特別列車 6月末までに運行終了へ

出雲市と岡山市を結ぶJR西日本の特急「やくも」は、一部で旧国鉄時代の塗装などを施した特別車両が運行され全国の鉄道ファンからの注目を集めていましたが、「やくも」の新型車両導入に伴ってことし6月末までに順次役目を終えることになりました。

特急「やくも」はおととしから往年の塗装が施された特別車両の運行が始まりました。
現在はクリーム色の車体に赤いラインが入った「国鉄色」、薄紫の車体に白と濃い紫のラインが入った「スーパーやくも色」、薄いグレーの車体に緑と黄色のラインが入った「緑やくも色」と、過去に運行された「やくも」のすべてのデザインがそろっていて全国の鉄道ファンたちを沸かせてきました。
この「やくも」について、JR西日本はことし4月6日から新型車両を導入すると発表し、これにあわせて往年の塗装を施した特別車両の運行終了の時期を示しました。
それによりますと、「スーパーやくも色」はことし4月5日、「旧国鉄色」と「緑やくも色」は6月末にそれぞれ運行を終了する計画だということです。
JR西日本は、「『やくも』のすべてのデザインが見られるのはいまだけなので楽しんでもらいたい。また、車両を撮影する場合は沿線地域に迷惑がかからないようマナーを守ってほしい」と話しています。