「闇バイト」などのネット情報の削除依頼 過去5年で最多

インターネット上に掲載されている違法薬物や「闇バイト」などの情報について、島根県警察本部が、去年(2023年)、サイトの管理者に対して行った削除依頼の件数は、この5年間で最も多くなっていて、警察は、「違法な情報を見つけても反応せず犯罪に加担しないでほしい」と呼びかけています。

近年、インターネット上では、違法薬物や特殊詐欺に関する情報、それに、爆発物の製造方法や、高額の報酬をうたって犯罪の実行役を募る「闇バイト」などの情報が増えてきています。
島根県警察本部は、こうした情報を発見した場合、サイトの管理者に削除依頼を行っていて、去年10月末までの状況がまとまりました。
それによりますと、削除を依頼した件数は70件で、29件だったおととし(2022年)1年間と比較するとすでに2倍以上にのぼり、この5年間でみると最も多くなっています。
内訳は、銀行口座の売買に関する情報が32件、「闇バイト」の募集に関する情報が24件、偽造の免許証や保険証などの作成・販売に関する情報が5件などとなっています。
島根県警察本部サイバー犯罪対策課は、「インターネット上には違法な情報や有害情報があふれている。そうしたものを見つけても反応せず、犯罪に加担しないでほしい」と呼びかけています。