新年を前に 正月用の和菓子 花びら餅づくり盛ん 松江

新年を前に、菓子どころとして知られる松江市で、正月用の和菓子、花びら餅作りが盛んに行われています。

花びら餅は、白とピンクの2種類の餅で、白みそのあんとごぼうを包んだ正月用の和菓子で、花びらのように見える色合いが特徴です。
新年を前に、菓子どころの松江市では作業が盛んに行われ、このうち、明治時代から続く和菓子店は、4人の態勢で花びら餅を作っています。
従業員たちは、2種類の餅を重ねたあとあんとごぼうを載せて、一つ一つ手作業でくるんで丁寧に仕上げていました。
店によりますと、物価高騰の影響で材料や包装にかかるコストが増え、去年から1個あたり10円値上げしたということです。
この店では、ことしおよそ2万個の花びら餅を作る予定で、商品は地元のほか、東京や大阪のデパートなどでも販売されるということです。
風流堂の内藤葉子代表取締役は、「新春のお祝いにぴったりなので、家族で楽しんでほしい」と話していました。