松江市11月消費者物価指数 前年同月比 3.3%上昇

家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る消費者物価指数について、松江市の11月の指数は、生鮮食品を除いて前の年(2022年)の同じ月より3.3%上昇しました。
上昇率は、全国の指数より0.8ポイント高くなっています。

総務省や県によりますと、松江市の先月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いて前の年の同じ月より3.3%高くなり、26か月連続で上昇しました。
これは、松江市が行った水道料金減免の効果がなくなった影響で「上下水道料」が2.3倍上昇したほか、「生鮮食品を除く食料」も6.9%上昇したことが主な要因です。
このほか、新聞代や英会話の講習料などが値上がりした影響で「教養娯楽」が7%上昇し、42年前の1981年3月に記録した7.2%に次ぐ記録的な上昇率になりました。
さらに、生活に身近な商品の値上げも続いていて、クッションなどの「室内装備品」が16.5%、「灯油」が11.9%、マスクなどの「保健医療用品・器具」が8.7%、それぞれ上昇しています。
この結果、上昇率は全国よりも0.8ポイント高くなりました。
県統計調査課は、「電気やガス料金に対する行政支援の効果も出ているが、依然、食料の値上がりが続いて高止まりしており、今後の推移を注視したい」と話しています。