松江市立病院で女性に抱きつく 看護師に懲役2年の実刑判決

去年(令和4年)7月、松江市立病院で勤務中に女性に抱きつくなどして強制わいせつなどの罪に問われた看護師に対し、松江地方裁判所は、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。

松江市立病院の看護師、小池康平被告(34)は、去年7月の勤務中、30代の女性に背後から抱きつき、上半身を触るなどわいせつな行為をしたうえで、事件について知る知人に対して自分に不利な証言をしないよう迫ったとして、強制わいせつと証人威迫の罪に問われました。
裁判で小池被告は、「わいせつ行為などは一切していない」と無罪を主張し、検察は懲役2年6か月を求刑していました。
19日の判決で松江地方裁判所の今井輝幸裁判官は、被害者の証言は信用性が高いなどとして被告側の主張を退けました。
そのうえで、「わいせつ行為を繰り返し、犯行は悪質である。被害者が受けた精神的苦痛は大きく、不合理な弁解を述べて反省しようともせず、自己中心的で酌むべき点は乏しい」として、懲役2年の実刑判決を言い渡しました。
判決後、小池被告の弁護士は、判決は不服で控訴するとしています。