10月県内空港利用11万人余 感染拡大前の同月初めて上回る

ことし10月に、島根県内の空港を利用した人は11万人余りとなり、コロナ禍以降、感染拡大前の同じ月を初めて上回りました。

島根県がまとめたことし10月の出雲・隠岐・石見の各空港の利用者数は、あわせて11万1774人で、去年と比べて13%増えました。
このうち、最も多かったのは出雲空港の羽田便で、5万3000人余りと4%増加し、次いで出雲空港の大阪便が1万5000人余りと14%増えたほか、出雲空港の名古屋便が“神在月”の観光シーズンにあわせて11往復増便され、34%の大幅な増加となりました。
全体の利用者数は、4年前・2019年の同じ月と比べても3%増えていて、コロナ禍以降、感染拡大前の同じ月を初めて上回った形です。
また新型コロナが5類に移行した5月から10月までの半年間の利用者数は、あわせて59万人余りと、感染拡大前の同じ時期と比べ、94%の水準にまで回復しています。
島根県交通対策課は「観光シーズンを追い風に“あと一歩”に迫っていた壁をついに超えた。観光客もビジネス客も取りこぼすことがないよう、利用促進の取り組みを続けたい」と話しています。