一畑百貨店閉店へ 松江市上定市長 再就職支援に力尽くしたい

島根県唯一のデパート「一畑百貨店」の閉店までおよそ1か月となる中、松江市の上定市長がNHKのインタビューに応じ、従業員の再就職支援について、「マッチングを図りながら、路頭に迷わないよう力を尽くしたい」と述べました。

JR松江駅前に立地する「一畑百貨店」は、業績の悪化を理由に来年1月14日に閉店することになっていて、テナントを含め、再就職を希望する従業員およそ160人の支援が課題の1つとなっています。
これについて、松江市の上定市長はNHKのインタビューに応じ、県内外のおよそ130社から600人余りの求人が集まっていることを念頭に、「各自のやりたいことやスキルを生かしながら再就職ができるようマッチングを図っている。従業員が路頭に迷わないよう力を尽くしたい」と述べました。
また、県内外で1000社を超える取引先が閉店によって売り場を失うなど経済的な影響も懸念されていますが、上定市長は、「精査した結果、大きく影響を受ける企業はそれほど多くはない」としたうえで、「資金調達や経営計画を見直す必要がある企業についてはサポートしていく。ネガティブな影響を出来るだけ抑えつつ、新たなまちづくりをしていくきっかけにしたい」と述べました。